【4月30日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2012)は29日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6、7-5で大会第3シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を下し、大会7度目の優勝を果たした。

 ナダルは、前週行われたモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2012)で達成した前人未到の大会8連覇に続いて歴史を作り、クレーコートの王という立場を強めた。2つの異なった大会で7度ずつ優勝を飾っている選手は、ナダルのみとなっている。

 2008年大会以降では4度目となったフェレールとの決勝での対戦で、ナダルは全勝を挙げている。

 ナダルは「クレーのシーズンに入って一番厳しい試合だった。ダビドとの対戦ではいつも限界まで追い込まれるんだ。ブレークポイントをセーブできたのはラッキーだった。彼には申し訳ないけど、うれしいね」とコメントした。

 バルセロナ・オープンで通算34連勝を飾っているナダルは、クレーコートでの大会の決勝戦での戦績を通算34勝4敗としている。敗戦の内訳は、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に2敗ずつとなっている。(c)AFP/Scott Williams

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