【7月4日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)は3日、英ロンドン(London)で男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、6-4、6-1、1-6、6-3で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下し、自身初の大会制覇を飾った。

 2008年と2011年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)優勝に続き、自身3度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たしたジョコビッチは、直近の51試合で50勝目を挙げた。

 ジョコビッチは、4日に発表される世界ランキングでこれまで11度のグランドスラム制覇を遂げているナダルを追い抜き、首位に立つことになった。

 ジョコビッチは「言い表わし難い気分だけど、人生最良の日。小さいころから優勝を夢見ていた最も特別な大会だ。まだ眠って夢でも見ているんだと思う」と喜びを語った。

 自身13度目のグランドスラム決勝進出を果たしたナダルは「彼はこれまで見事なシーズンを送ってきていた。ノバクにおめでとうと言いたい。ベストを尽くそうとしたけれど、今日は彼が上回っていた」とジョコビッチを賞賛した。

 今大会の決勝の前までの過去5年間の両者の対戦戦績では、ナダルが16勝11敗と勝ち越していたが、2011年に入ってからは、全てトーナメントの決勝戦での対戦をジョコビッチが4戦4勝としていた。(c)AFP/Dave James