【10月14日 AFP】男子テニス上海マスタ-ズ(Shanghai ATP Masters 1000)に出場しているジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)とフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)は13日、大会が開催されている上海市郊外を走る世界最速の上海マグレブ(Maglev、上海トランスラピッド)の車内でミニテニスを行った。

 両選手は、座席が外された上海マグレブの車内でカメラ撮影のため、わずか数ポイントであったがテニスをした。最高時速約430キロを誇る上海マグレブは、約30キロメートルの営業区間を約8分で走る。

 ベルダスコとともに世界ランキングの上位8選手だけが出場できるATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals)への出場を目指すツォンガは「間違いなく僕のサーブより速いね」と冗談を交えながら、「すごい感覚だ。電車では感じたことがない気分だ」と語った。

 一方、ベルダスコは「こんなに速い電車の中にいるなんて面白い感覚だ。時速380キロは体感したことがあったけれど、それよりも速い。どれくらいの速さで運転していたかは言いたくないけれど、間違いなく自分で運転してる車よりも速いね。僕はスピード志向という訳ではないし、時折ジェットコースターも怖いと思うくらいなんだ」と語っている。(c)AFP