【9月15日 AFP】(16日写真追加、記事更新)全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2009)男子シングルス決勝。大会第6シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と対戦。ファン・マルティン・デルポトロは3-6、7-6、4-6、7-6、6-2で勝利し、4大大会(グランドスラム)初優勝を果たした。

 南米人選手の全米オープン制覇は、1977年大会のギレルモ・ビラス(Guillermo Vilas、アルゼンチン)氏以来史上2人目。

 13日の準決勝後に、決勝進出を決めたことが人生で最高の出来事と語っていたデルポトロは、「(決勝進出を決めたことより)ずっと最高。自分の気持ちを言葉で説明できない」と涙ながらに答えた。

 9月23日に21歳の誕生日を迎えるデルポトロは、フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows、全米オープンの会場)で41連勝中のフェデラーを打ち破り、同選手の大会6連覇を阻止した。

 敗れたフェデラーは、「素晴らしい大会を過ごしたファン・マルティンにおめでとうと言いたい。僕自身にとってもいい大会だったが、彼がベストだった。ここで5連覇できるとは夢にも思っていなかった」と語っている。(c)AFP/Jim Slater

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