【10月10日 AFP】10月12日から開催されるマスターズ・シリーズ・マドリード大会2008(Mutua Madrilena Masters Madrid 2008)の主催者は9日、ストックホルム・オープン2008(If Stockholm Open 2008)を欠場した世界ランク2位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の同大会出場を発表した。

 大会責任者のマノロ・サンタナ(Manolo Santana)氏は「今年もロジャー・フェデラーを大会参加者として迎えられることは非常に喜ばしいニュースです。彼は素晴らしい王者であり、優勝の本命の一人でもあります」とフェデラーの大会参加を発表した。

 2006年大会で優勝、2007年大会は準優勝を果たしているフェデラーは、ストックホルム・オープン欠場発表時にテニスから離れて休息を取りたいと語っていたが、年末前には復帰することを望んでいた。ストックホルム・オープンの主催者へ対する声明の中でフェデラーは「今後もテニス界のトップに立ち続けたいし、世界ランク1位に返り咲きたい。それを成し遂げるためには体調を100%に戻すために十分な休養を取って、より強くならなければならない。現時点ではプレーを再開する日がいつになるかはわからない。しかし、今年が終わる前に復帰できることを願っている」と語っている。

 フェデラーは、全仏オープン2008(French Open 2008)とウィンブルドン選手権2008(The Championships Wimbledon 2008)の決勝で破れ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に世界ランク1位の座を奪われたが、9月に全米オープンテニス2008(The US Open Tennis Championships 2008)の5連覇を達成し、グランドスラム通算13勝目を挙げている。(c)AFP