【7月5日 AFP】(写真追加、記事更新)テニス、ウィンブルドン選手権2008(The Championships Wimbledon 2008)男子シングルス準決勝。大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、ロシアのマラト・サフィン(Marat Safin)と対戦。フェデラーはセットカウント3-0(6-3、7-6、6-4)のストレートでサフィンを退け、6年連続となる決勝進出を果たした。

 ほぼ完璧な試合でサフィンを1時間41分で下したフェデラーは、予想通り決勝でスペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)と対戦することになったが、フェデラーは全仏オープン・テニス2008(French Open 2008)の決勝戦で手痛い敗戦を喫したナダルへのリベンジを6日の決勝で果たす準備は整っていることを主張している。

 サフィンを破りグラスコートでの連勝記録を65に伸ばしたフェデラーは、「素晴らしい。ここで再び優勝するチャンスを手にし素晴らしい気分だ」と語っている。

 史上2人目の同大会6連覇を目指すフェデラーだが、自身が歴史に名を残すことをナダルが阻止するという予想が存在することに驚かされていることを認めている。フェデラーは「好きなように言えばいいと思うが、その苛烈さには驚いている。ラファ(ナダル)はパリで私を簡単に破り、今大会でも決勝に進出しているのは事実だ。彼は最高のプレーをしているが、私はウィンブルドンと全米オープンを得意としているので、あまり早く見限らないで欲しい」と語っている。(c)AFP/Angus MacKinnon