【1月22日 AFP】(写真追加、一部更新)テニス、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2008)・男子シングルス準々決勝。大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、大会第24シードのヤルコ・ニエミネン(Jarkko Nieminen、フィンランド)と対戦。ナダルはセットカウント3-0(7-5、6-3、6-1)のストレートでニエミネンを降し、準決勝進出を決めた。

 今大会でニエミネンを降し、自身初となる4強入りを果たしたナダルは、「準決勝へ進めてすごく嬉しいよ。僕にとって、今シーズン良いスタートを切るにはこのトーナメントがとても重要なんだ」と、喜びを抑えることができなかった。

 ニエミネンが第1セットで2度のセットポイントを逃した後、試合をコントロールしたのはナダルだった。「第1セットにセットポイントを最初に取ったのは彼だった。彼はいいチャンスだったのに、2本目のサーブを返せなかったんだ。でも、彼はすごくいい試合をしたよ。彼が今シーズンいいスタートを切ったと言っていいんじゃないかな」とニエミネンの健闘を称えた。

 同トーナメントで、世界ランキング1位の座に君臨するロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)から、世界ランク1位の座を奪う可能性のあるナダルは、大会第1シードのフェデラーと共に勝ち進んだ場合に、27日に行われる決勝戦で対戦することになる。もしフェデラーが、今大会で準決勝へと進むことが出来ず、ナダルが全豪タイトルを獲得すれば、フェデラーが2004年2月から守り続けている世界ランキング1位の座をナダルへと明け渡すことになる。(c)AFP