【6月5日 AFP】全仏オープン・テニス2007(French Open 2007)、男子シングルス4回戦。大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、大会第14シードのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)と対戦。ナダルはセットカウント3-0(6-3、6-1、7-6)のストレートでヒューイットを降し準々決勝進出を決めた。

 3日に21歳の誕生日を迎えたばかりのナダルは、第1セットの立ち上がりから4ゲームを連取するなど開始2セットを連取し、迎えた第3セットでは第11ゲームにブレークを奪った直後の第12ゲームにブレークバックを許しタイブレークに持ち込まれたが最後は相手のミスを誘い、元世界ランキング1位のヒューイットをストレートで破り、同大会での連勝記録を18に伸ばして大会3連覇に一歩前進した。

 試合後のインタビューに応じたナダルは「今大会でベストの試合だった。抽選の段階で順当に勝ち進めばレイトンと対戦することも、それがタフな試合になることも分かっていた。彼の闘志を前面に打ち出すプレースタイルには好感を持っている」と、ヒューイットに敬意を表した。

 敗れたヒューイットは「ナダルはスタートから好調でサーブも冴え(準決勝で敗れた)マスターズ・シリーズ・ハンブルク大会(Masters Series Hamburg 2007)より状態が良かった。彼のフォアハンドはラインを正確に捉え、立ち上がりから集中が途切れることはなく反撃は困難を極めた。第3セットに意地を見せるのが精一杯だった」と試合を振り返った。

 ナダルは、準決勝で1998年大会を制している大会第23シードのカルロス・モヤ(Carlos Moya、スペイン)と対戦する。(c)AFP