【6月27日 AFP】競泳、全米選手権(2013 Phillips 66 National Championships) は26日、米インディアナ(Indiana)州インディアナポリス(Indianapolis)で2日目が行われ、五輪金メダリストのミッシー・フランクリン(Missy Franklin)が2種目を制覇した。

 この日のフランクリンの活躍は、女子200メートル自由形の優勝から始まった。フランクリンは100メートルを過ぎた時点で体1つ抜け出すと、最後は1分55秒56でフィニッシュした。

 ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)が1分57秒63で2位に、シャノン・ヴリーランド(Shannon Vreeland)が1分58秒13で3位、ジョーダン・マッターン(Jordan Mattern)が1分58秒27で4位だった。

 この結果、2012年ロンドン五輪で金メダル4個、銅メダル1個を獲得しているフランクリンは、7月28日から8月4日の日程で開催される第15回世界水泳選手権(15th FINA World Championships)への切符を手にしている。

 フランクリンはさらに女子4×200メートル自由形リレーのメンバーにも選出され、25日に行われた女子800メートル自由形で優勝したレディッキー、ヴリーランド、マッターンと共にチームを構成することになった。

 それから1時間半も経たないうちに行われた女子200メートル背泳ぎで、高校を卒業したばかりのフランクリンは今季世界最高記録となる2分5秒68を計時し、米国新記録を更新した。

 スタートからリードを保って優勝したフランクリンだが、2位に入ったエリザベス・ペルトン(Elizabeth Pelton)の記録2分6秒29は、今季世界2位のタイムとなっている。

 大会3日間を残して、フランクリンは5種目で世界選手権の代表に内定した。この日決定した3種目に先がけて、25日に女子100メートル自由形、女子4×100メートル自由形リレーの代表の座を確保している。

 一方、女子200メートル平泳ぎは最終ターンでトップに立ったブリージャ・ラーソン(Breeja Larson)が2分23秒44で優勝を飾った。

 また、ロンドン五輪で女子200メートル自由形の金メダルを獲得しているアリソン・シュミット(Allison Schmitt)が、同種目の決勝進出を逃し、大会最大の驚きをもたらした。

 米国記録保持者のシュミットは、ロンドン五輪では女子4×200メートル自由形リレーでも代表チームとして米国の金メダル獲得に貢献していた。(c)AFP