【12月18日 AFP】男子競泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)が17日、不倫スキャンダルの渦中にある男子プロゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)に同情を示した。

 五輪で14個の金メダルを獲得しているフェルプスは、英タブロイド紙に大麻吸引で使用されるパイプを手にした写真を掲載され、3か月の出場停止処分を受けたことがあり、公衆の面前で恥をかく苦しみを味わっている。

 フェルプスは「彼(ウッズ)と彼の家族の幸運を祈っている。こういう時に誰が本物の友人で、本当に支えてくれる人が誰なのかが分かる。今は困難な時間を過ごしていると思う。彼がどんな経験をしているのかは分からないが、簡単なものではないだろう」とコメントしている。

 プロキャリアの中断にまで発展したウッズの不倫スキャンダルは紙面をにぎわせ、エリン・ノルデグレン(Elin Nordegren)夫人は離婚を検討していると伝えられている。

 ABCニュース(ABC News)、NBCニュース(NBC News)、ピープル(People Magazine)誌は16日、自らの過ちを認め、少なくとも14人の女性と関係を持ったと報じられるウッズとエリン夫人が離婚することになると報じている。

 18日に行われる欧州チーム(英国、イタリア、ドイツ)との対抗戦に出場するためマンチェスター(Manchester)に滞在しているフェルプスは、自らの過ちによって選手としても人としても成長できたとコメントしている。

 フェルプスは「まず、これまでプールの内外で多くの過ちを犯したことを認める。同じ過ちは二度と繰り返さない。わたしはより強い人間になれたと考えているし、ほかの人が同じ過ちを犯さないように尽くしてきた。だからわたしはそのおかげで強い人間になれたと感じている」と語っている。(c)AFP