【5月16日 AFP】競泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)が15日、北京五輪後では初の公式戦となるシャーロット・ウルトラスイム(2009 Charlotte UltraSwim)に出場し、男子200メートル自由形と100メートルバタフライで優勝を飾った。

 フェルプスは復帰初戦となった午前の200メートル自由形予選で1分50秒46を記録してデイヴィス・ターウォーター(Davis Tarwater)に次ぐ組2位に入り、続く100メートルバタフライ予選では53秒41を記録し組1位に入ったが、両種目共に全体では3番手の成績で決勝に進んだ。

 迎えた200メートル自由形決勝でフェルプスは、1分46秒02を記録して2位のピーター・バンデルカーイ(Peter Vanderkaay)、3位のターウォーターを抑えて2012年のロンドン五輪に向けて最初のタイトルを獲得すると、その40分後には再びプールに現れて100メートルバタフライ決勝に臨み、50メートルのターンを3位で折り返したものの、最後は2位のタイラー・マギル(Tyler McGill)に1秒04差をつけて51秒72で優勝した。

 北京五輪でフェルプスは、200メートル自由形で1分42秒96の世界新記録を樹立し、100メートルバタフライでは金メダルを獲得するなど、合計8個の金メダルを獲得した。その北京五輪以降初の競技会に参加したフェルプスは、200メートル自由形決勝でその五輪の予選時(1分46秒48)より速いタイムを記録している。

 今大会を7月に行われる全米選手権(2009 ConocoPhillips USA Swimming National Championships)と第13回世界水泳選手権(13th World Swimming Championships)に向けた最初のステップと見ているフェルプスは、16日に50メートル自由形と100メートル背泳ぎ、17日に100メートルの自由形に出場する予定となっている。(c)AFP/Jim Slater