【11月11日 AFP】オーストラリアの五輪競泳平泳ぎの金メダリスト、リーゼル・ジョーンズ(Leisel Jones)は10日、2009年にローマで開催される第13回世界水泳選手権(13th World Swimming Championships)に出場することはないが、今すぐに現役引退を考えている訳ではないとの見解を示した。

 ジョーンズは、自身3度目の出場と五輪となった8月の北京五輪において、女子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得し、競技生活の目標を達成した。

 23歳のジョーンズは、競泳競技を一休みし、世界選手権に向けた2009年3月の国内選考会に出場しないことを明らかにしたが、今後も競技を続けていきたいを思っており、2009年のうちに規模の小さいいくつかの国際大会に出場する考えがあることも明かしている。

 引退を考えているのかとの質問を記者から受けたジョーンズは「まったく考えていない。みんなは、私が来年の選考会にも世界選手権にも出場しないということを忘れているかもしれない。それでも来年は、世界選手権に出場する場合よりも多くの国際大会に出場することになると思う」と語っている。

 ジョーンズは、当初2012年ロンドン五輪まで泳ぎ続ける可能性はないと考えていたが、計画を変更して現役を続け、ロンドン五輪を視野に入れることは可能かもしれないとの見解を示した。ジョーンズは「今考えられる決断は下した。2010年に満足いく泳ぎができるのなら、ロンドン五輪はそのわずか2年後なので、そのときにもう一度考えることになると思う」と語っている。(c)AFP