【5月16日 AFP】米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」は15日、「米国スポーツ選手長者番付」を発表し、ボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)が2年連続で1位になった。

 メイウェザーはケーブルテレビ局Showtimeと6試合の放送契約を結んでおり、各試合で最低3200万ドル(約32億7000万円)の権料を受け取っている。その契約の最初の試合となった4日のWBC世界ウェルター級王座統一戦12回戦で、メイウェザーは3-0の判定の末ロバート・ゲレーロ(Robert Guerrero)を下し、無敗の連勝記録を44に伸ばした。

 このゲレーロとの対戦は、家庭内暴力(DV)などの暴行罪で昨年服役していたメイウェザーにとって、出所後初の試合となった。

 同誌はメイウェザーが2013年に合計約9000万ドル(約92億円)の報酬を得るだろうと予測している。

■2位はNBAのレブロン・ジェームズ、3位にNFLのドリュー・ ブリーズ

 2位には5600万ドル(約57億7000万円)で、6日に通算4度目となる米プロバスケットボール協会(NBA)レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)に選出された、マイアミ・ヒート(Miami Heat)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が入った。同誌は、ジェームズが今年、米国アスリートの広告出演料としては最高額である3900万ドル(約40億円)を受け取ると報じている。

 チーム競技の選手が同ランキングの2位内に入るのは、2004年のシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏以来、初のこととなった。

 3位には米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)のクォーターバック(QB)、ドリュー・ ブリーズ(Drew Brees)が入った。昨年の番付にはランキング圏外だったブリーズだが、セインツと交わした3700万ドル(約37億7000万円)の契約で急激にランクを上げた。

 一方2004年から2011年まで、8年連続で同誌の長者番付トップだったゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は、自身にとって過去最低ランクの5位に沈んだ。今年の年収は4080万ドル(約41億7000万円)程度になるだろうとされる。

 スポーツ・イラストレイテッド誌の長者番付は、アスリートの年俸、賞金、ボーナス、広告出演料を考慮して作成される。(c)AFP