【5月5日 AFP】米国競馬のG1レース、第139回ケンタッキーダービー(139th Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)が4日、ケンタッキー (Kentucky)州ルイビル(Louisville)のチャーチルダウンズ競馬場(Churchill Downs)で開催され、ジョエル・ロザリオ(Joel Rosario)騎手騎乗のオーブ(Orb)が優勝を果たした。

 重馬場のレースで2着のゴールデンソウル(Golden Soul)、3着のレボリューショナリー(Revolutionary)に抑えて勝利したオーブが、米国競馬殿堂入りのクロード・マゴーヒー(Claude 'Shug' McGaughey)調教師に同賞初勝利をもたらした。

 ロザリオ騎手は3月にアニマルキングダム(Animal Kingdom)に騎乗して挑んだ国際レースのドバイ・ワールドカップ(Dubai World Cup 2013、オールウェザー 2000m)で勝利を飾ったのに引き続き、アメリカ国内最高峰の大会でも、我慢強いレース運びを見せて優勝を手にした。

 ロザリオ騎手とオーブは、パレスマリス(Palace Malice)が速いペースで逃げる中で後方の位置を保ち、力をため込むと、最終コーナーを回った後の直線では温存していた脚を存分に生かし、圧巻の走りを披露した。(c)AFP