【3月28日 AFP】国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)のクレイグ・リーディー(Craig Reedie)副会長は27日、2020年夏季五輪開催を目指すトルコのイスタンブール(Istanbul)の視察を終え、「素晴らしい印象を抱いた」と語った。

 IOC評価委員会の委員長でもあるリーディー氏は、同じく開催候補地である東京とスペインのマドリード(Madrid)の視察を終えた時もそれぞれを称賛する言葉を述べていたが、イスタンブールに関しても「イスタンブールの五輪構想はとても良く計画されていて、招致委員会の技能と熱意には素晴らしい印象を抱いた」とコメントした。

 またリーディー氏は、東京とマドリードに向けた賛辞も引き合いに出し、「私の言う『素晴らしい印象』というのは、『(東京に向けた)感銘を受けた』と『(マドリードに向けた)大いに感心した』という言葉と同じ意味合いを持つ言葉だ」と述べた。

 リーディー氏は、「イスタンブールの五輪開催に対する熱意を目の当たりにした」と話し、トルコ政府が五輪招致に強い支援を行っていることにも言及している。

「視察にアブドラ・ギュル(Abdullah Gul)大統領やその他の大臣の皆さんがいらっしゃったことが、滞在中のハイライトだった」

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