【2月1日 AFP】選手が竹刀などで暴力行為を受けたと告発した問題で、女子柔道日本代表の園田隆二(Ryuji Sonoda)監督が31日、辞意を表明した。

 申し立てされた園田監督は、五輪を目指す選手たちを指導する立場に居続けるのは「難しい」と述べた。

 記者会見に臨んだ園田監督は、「私の行動や言動により、選手や皆様に大変なご迷惑をおかけしていることを大変深く反省しています」と語った。

「私自身これ以上強化に携わることはできないので、進退伺を出させて頂きたいと思っています」

 ロンドン五輪代表を含む柔道選手15人が日本オリンピック委員会(Japanese Olympic CommitteeJOC)に対し、園田監督から体罰を受けたと告発していたことが、30日に大きく報じられた。

 報道によると、選手らは負傷している中でも試合に臨むよう強制されたと告発したとしている。

 31日の会見で深々と頭を下げた園田監督は、申し立てについて「ほぼ間違いありません」と話しており、事実を認めている。(c)AFP