【1月30日 AFP】全日本柔道連盟(All Japan Judo Federation)は、選手に対して平手打ちや竹刀を使い暴力行為を行っていた女子日本代表の園田隆二(Ryuji Sonoda)監督らを戒告処分にしたと発表した。

 2012ロンドン五輪代表を含む柔道選手15人は2012年12月、 日本オリンピック委員会(Japanese Olympic CommitteeJOC)に対し、園田監督から竹刀で小突かれ、顔を平手打ちされるなど体罰を受けたと告発していた。

 また報道によると、選手らは負傷している中でも試合に臨むよう強制されたと申し立てているという。

 連盟は30日に記者会見を開き、小野沢弘史(Koshi Onozawa)専務理事は選手からの申し立てを認めた園田監督らを戒告処分にしたと明らかにした。

 小野沢専務理事は、選手に対する暴力行為の情報を受け園田監督と選手の双方に聞き取りを行い、この結果暴行が大筋事実だったことが判明したと経緯を説明した。連盟は同監督とコーチに行いを改めるよう要請、小野沢専務理事は「万が一、同じことが起これば、厳正に対処する」とコメントした。(c)AFP