【12月3日 AFP】柔道、グランドスラム東京大会(Grand Slam Tokyo 2012)は2日、最終日の男女5階級が行われ、女子78キロ超級で田知本愛(Megumi Tachimoto)が優勝するなど、日本勢は3階級を制覇した。

 2010年大会覇者の23歳、田知本は決勝でロンドン五輪金メダリストのイダリス・オルティス(Idalys Ortiz、キューバ)から2分45秒で一本を奪った。

 女子78キロ級では20歳の佐藤瑠香(Ruika Sato)が、世界柔道選手権(World Judo Championships)銀メダリストで、2011年大会を制した緒方亜香里(Akari Ogata)との日本人対決で優勢勝ちし、優勝を果たした。

 男子100キロ級では小林大輔(Daisuke Kobayashi)が、世界選手権90キロ級で2連覇を果たし、アテネ五輪81キロ級で金、ロンドン五輪90キロ級で銅メダルを獲得しているイリアス・イリアディス(Ilias Iliadis、ギリシャ)に決勝で一本勝ちを収め、優勝を飾った。

 一方、男子90キロ級ではロンドン五輪銅メダリストの西山将士(Masashi Nishiyama)が決勝で韓国の李奎遠(Lee Kyu-Won、イ・ギュウォン)に一本負けを喫し、銀メダルにとどまった。

 男子100キロ超級決勝では、世界選手権銅メダリストの金成民(Kim Sung-Min、キム・ソンミン、韓国)が1分37秒でロンドン五輪銅メダリスト、ブラジルのラファエル・シルバ(Rafael Silva)に一本勝ちを収めている。

 最終日は日本が3階級、韓国が2階級で優勝。3日間で開催国の日本は10階級を制覇した。(c)AFP