【4月21日 AFP】重い心臓疾患でスペイン・バルセロナ(Barcelona)の病院に入院している国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)の前会長フアン・アントニオ・サマランチ(Juan Antonio Samaranch、89)氏が「非常に深刻な状態」にあることが20日、分かった。

 病院側は同日、サマランチ氏が急性冠状動脈不全で非常に深刻な状態にあることを明かした。

 また担当医師によると、サマランチ氏は集中治療室(ICU)で治療を受けており、「年齢を考えれば、楽観出来ない」という。

 サマランチ氏は1980年にIOCの会長に就任し、プロ選手の出場を認めることで五輪の商業化を進めた。2001年に退任し、終身名誉会長となった。(c)AFP