【10月16日 AFP】(写真追加)2010年バンクーバー冬季五輪の主催者は15日、廃棄された電子機器から回収された金、銀、銅が使用されたメダルを公開した。

 金は1.52%、銀は0.122%、銅は1.1%と使用される比率は低いが、大会主催者は不要となった電子製品から回収された原材料が使用されるのは、五輪では今回が初の試みだと発表している。

 重さは500グラムから576グラムで、角が曲線に削られたメダルは、起伏のある特徴的な表面でバンクーバーとウィスラー(Whistler)の海と山の景色が表現されている。

 2010年2月12日から28日まで開催される五輪、同3月12日から21日まで開催されるパラリンピックでは、氷上競技、スノーボード、フリースタイルスキーがバンクーバーで、アルペンスキー、ノルディック、そり競技(ボブスレー、スケルトン、リュージュ)がウィスラーのスキーリゾート地で行われる。

 メダルの原材料は非鉄大手のテック・コミンコ(Teck Cominco)社が提供し、カナダ造幣局(Royal Canadian Mint)によって鋳造された。(c)AFP