【9月8日 AFP】ブラジル訪問中のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領は7日、2016年夏季五輪の開催地に立候補しているブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)を支援すると表明した。

 サルコジ大統領は、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領との会談後の共同記者会見で、「フランスはリオデジャネイロを支援する。われわれがもつ票はすべてブラジルのものだ。(ブラジルでの)開催を期待している」「(五輪開催は)ブラジルと南米にとって素晴らしいことだ」と語った。

 サルコジ大統領はまた、ルラ大統領に対し、「ブラジルのスキーリゾート地と開催地争いをすることもないだろうし、2018年の冬季五輪では(フランスの候補地)アヌシー(Annecy)を支持してもらえることを期待している」とジョークを飛ばした。

 16年夏季五輪開催には、リオデジャネイロのほかに東京や米シカゴ(Chicago)、スペイン・マドリード(Madrid)が立候補しているが、開催地は10月2日にデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で開かれる国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)総会で発表される。(c)AFP