【1月26日 AFP】大相撲初場所で優勝した横綱の朝青龍(Asashoryu)が、母国モンゴルで大統領になることを目指していることが明らかになった。26日にスポーツ紙、日刊スポーツ(Nikkan Sports)が報じた。

 同紙は、朝青龍が「日本の父」と仰ぐ元床山の日向端隆寿(Takaju Hinahata)さんに対し「モンゴルの大統領になりますよ」と語ったとし、現在28歳の朝青龍が30歳まで現役を続け、大統領になる足がかりとして、早ければ2012年の国会議員選挙に出馬すると報じている。

 2008年に定年を迎えるまで床山として朝青龍の大銀杏(おおいちょう)を結っていた日向端さんは、25日の優勝パレードでは朝青龍の隣に座っていた。

 朝青龍(本名、ドルゴルスレン・ダグワドルジ(Dolgorsuren Dagvadorj)は、初場所千秋楽の本割では横綱の白鵬(Hakuho)に完敗したが、優勝決定戦で白鵬を下し、歴代4位となる通算23度目の優勝を果たした。

 故障により2008年の11月場所を全休し、3場所連続で休場していた朝青龍は、引退の危機に面していた。(c)AFP