【10月4日 AFP】大相撲、第68代横綱・朝青龍(Asashoryu)が3日、法廷の場で週刊誌による自身の八百長疑惑を否定した。法廷で横綱が証言を行ったのは史上初めてとなった。

 2007年1月に週刊現代(Shukan Gendai)は、朝青龍が相手力士から1回平均80万円で勝利を買っていた、と報じていた。

 朝青龍は目に見えていらだち、記事を書いたジャーナリストをにらみつけながら「大間違い。いつも真剣勝負。とても残念」と語った、と傍聴した東京放送(TBS)の記者は伝えている。

 朝青龍は法廷の外で待ち構えた記者たちに対し「宣誓し、八百長がないことを説明した。はっきり言った」と語っている。

 一方で、記事を書いたフリージャーナリストの武田頼政(Yorimasa Takeda)氏は、朝青龍がうそをついているとの見解を示した。同氏は「朝青龍は大うそつき。本当のことを言って欲しかった。相撲協会(日本相撲協会、Japan Sumo Association)は即刻提訴を取り下げるべきだが、続けるなら徹底的に闘う」と語っている。(c)AFP/Hiroshi Hiyama