【1月16日 AFP】東京五輪招致委員会(Tokyo Olympics Campaign Office)は15日、東京を広大な「五輪公園」に改造し、21世紀型都市のモデルとする計画を国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)に提出した「申請ファイル」に盛り込んだことを明らかにした。

 申請ファイルに記載された案によると、2016年開催を目指す東京五輪では、晴海に建設予定の五輪スタジアムから半径8キロ圏内ですべての競技が開催できるという。

 都庁で記者会見した河野一郎(Ichiro Kono)事務総長は、3500万人規模の大都市を五輪公園に変えることのできるのは東京だけで、世界初の試みだと胸を張った。

 河野事務総長は、高齢化や環境問題など現代社会のさまざまな課題に直面している成熟した都市として、21世紀型都市のモデルを示すことのできる東京こそが五輪開催地としてふさわしいと語った。(c)AFP