【8月20日 AFP】相撲診療所の所長を務める吉田博之(Hiroyuki Yoshida)氏は20日、2場所出場停止などの処分を受けて混迷状態にある第68代横綱・朝青龍(Asashoryu)について会見し、治療の為に母国モンゴルへ帰国すべきとの見解を示した。

 朝青龍は処分を受けて以来、東京都内の自宅マンションで謹慎生活を送っており、会見はおろか人前に姿を見せることすら拒否していた。吉田氏はこの日、日本相撲協会(Japan Sumo Association)が指定した精神科医が行った診断結果を発表し、「重要なことは、治療するにあたり彼に適切な環境を与えること。彼の最高の環境を考慮すると、私はモンゴルに帰すべきだと思う」と朝青龍の早期帰国を勧告した。

 謹慎中の力士が帰国するには、日本相撲協会の承認が必要である為、同協会の協議後に帰国させるかどうかが決定される見通しとなっている。

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