【4月14日 AFP】ボクシング、WBO・WBA世界スーパーバンタム級王座統一戦が13日、米ニューヨーク(New York)で行われ、WBA王者のギジェルモ・リゴンドー(Guillermo Rigondeaux、キューバ)が、WBO王者のノニト・ドネア(Nonito Donaire、フィリピン)を破り、王座を統一した。

 五輪で2度の金メダルに輝いているリゴンドーは、試合でダウンを喫したものの、その後は盛り返して12ラウンドを戦い抜き、ドネアに判定3-0(114-113、115-112、116-111)で勝利した。

 WBA王座を防衛したリゴンドーは通算戦績を12勝0敗(8KO)とし、ドネアが持っていたWBO王座のベルトを奪った。

 キューバから亡命してプロとなった32歳のリゴンドーは、10回に左パンチを浴びてダウンを喫したが、12回には激しく攻め立て、ドネアに右目を切る痛手を負わせた。ドネアはプロ転向直後の2001年3月10日以来、約12年ぶり2度目の敗戦を喫している。

 また、リゴンドーは試合中の手数でも上回り、ドネアの352発中82発に対し、396発中129発の有効打を浴びせた。

 ドネアは10回の序盤に左フックでリゴンドーからダウンを奪ったものの、12回の序盤には逆に強烈な左パンチを受け、右目上部を切った。そこからはガードを上げて顔面をブロックし、試合終了まで耐えるのがやっとだった。(c)AFP