【4月9日 AFP】ボクシング、WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が8日、東京・両国国技館で行われ、王者の山中慎介(Shinsuke Yamanaka)は、同級1位のマルコム・ツニャカオ(Malcolm Tunacao、フィリピン)を12回TKOで下し、3度目の防衛を果たした。

 山中は3回に左ストレートで2度のダウンを奪い、最終12回には同じく左ストレートで出血したツニャカオをキャンバスに沈め、1分57秒のところで審判が試合を止めた。

 山中は、「KOする準備はできていた。相手もいい戦いをしていたが最後は(弱っていたので)いけた。結婚して子どもが生まれたことで強くしてくれた。統一戦に興味はある。WBAでもIBFでもWBOでも。今日はいい戦いができたかわからないけど、これからもっと面白い試合をしたい」とコメントした。

 山中は2011年11月に王座を獲得してから3度目の防衛に成功し、通算戦績を18勝(13KO)2分けとした。

 敗れたツニャカオは通算戦績を32勝(20KO)3敗3分けとしている。(c)AFP