【7月8日 AFP】ボクシング、WBCスーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が6日、横浜で行われ、同級王者の佐藤洋太(Yota Sato)は、挑戦者のシルベスター・ロペス(Sylvester Lopez、フィリピン)を3-0(118-110、116-113、119-109)の判定で下し、王座防衛に成功した。

 試合開始直後から消極的に見えたロペスに対して積極的に手数を打っていった佐藤は、3回に効果的な右フックを決め、4回終了後の途中経過では40-36、39-38、40-36でリードした。

 その後もジャブとフックのコンビネーションで攻め続けた佐藤は、8回終了後の採点発表でも79-73、78-75、80-72でリードを守った。

 迎えた終盤、反撃しようと攻勢に転じたロペスに対して佐藤は10回、続く11回と効果的にパンチを浴びせ、最後まで危なげなくリードを保った。

 3月にタイのスリヤン・ソールンビサイ(Suriyan Sor Rungvisai)から王座を奪った佐藤は、この勝利でタイトル初防衛に成功し、通算戦績を25勝(12KO)2敗1分けとした。

 試合後に佐藤は、「ロペスはトップランクの選手なので、最初は消極的になってしまいました。次の防衛戦ではもっと攻撃的に戦いたい。今日の試合は納得できていないので、次の試合では進化したところを見せたい」と語った。(c)AFP