【7月13日 AFP】(写真追加)ボクシング、WBO/IBFヘビー級王者ウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)は、挑戦者のトニー・トンプソン(Tony Thompson、米国)と対戦。試合は第4ラウンドから試合を支配したクリチコが11ラウンドにKO勝ちを収め、同王座の防衛を果たした。

 2006年4月にIBFのタイトルを獲得したウラディミール・クリチコは、2008年2月にスルタン・イブラジモフ(Sultan Ibragimov、ロシア)を下し、WBOとIBFのタイトルを統一して以来初めての防衛戦を白星で飾り、通算成績を51勝3敗とした。一方、敗れたトンプソンは2敗目を喫した。

 アトランタ五輪で金メダルを獲得して1996年に兄のビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)と共にハンブルク(Hamburg)に引っ越したウラディミール・クリチコは、第2の故郷で8年ぶりに試合を行った。

 クリチコは11月にロシアのアレクサンドル・ポベトキン(Alexander Povetkin)と対戦することが見込まれている。(c)AFP