【6月14日 AFP】陸上のダイヤモンドリーグ2013(IAAF Diamond League 2013)は13日、第6戦のエクソンモービル・ビスレットゲーム(Exxon Mobil Bislett Games)がノルウェーのオスロ(Oslo)で行われ、男子200メートルで五輪金メダリストのウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が優勝に輝いた。

 ボルトはこのレースで、大会新記録で今季世界最速の19秒79をマーク。ライバルのチュランディ・マルティナ(Churandy Martina、オランダ領アンティル)がフライングで失格になったため、ボルトとしのぎを削る相手はいなかった。

 この勝利によりボルトは、6日に行われたダイヤモンドリーグ第5戦のゴールデンガラ(Golden Gala Roma)、男子100メートルで米国のジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)に敗れた憂鬱を払しょくした。

 2008年の北京五輪以来わずか5度しかレースで敗れていないボルトは、コーナーと最後の直線での驚異的なパワーを見せ、連敗に甘んじることはなかった。

 ボルトは「(今シーズン)初の200メートルで素晴らしいスタートを切ることができた。これから地元に帰って色々調整しようと思う。僕はもっと速くなることを目指しているよ」と語った。

 ボルトは、8月10日から18日に行われる第14回世界陸上モスクワ大会(14th IAAF World Championships in Athletics Moscow)に臨む前に、地元で行われるジャマイカ陸上選考会に出場する。(c)AFP/Luke Phillips