【6月5日 AFP】五輪の陸上競技で短距離6冠を誇るウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)は4日、イタリア・ローマ(Rome)で行われるゴールデンガラ(Golden Gala Roma)出場を控え、不安視されている故障の影響を払しょくした。

 ハムストリングを故障していたボルトは、ダイヤモンドリーグ2013(IAAF Diamond League 2013)で今季開幕から4試合を欠場していた。ボルトが欠場している間、ライバルのジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin、米国)はドーハ(Doha)で行われた第1戦で9秒97の好タイムを記録し、男子100メートルを制している。

 一方、ボルトは5月に行われたケイマン招待(Cayman Invitational)に出場し、自身が持つ世界記録9秒58からはほど遠い10秒09という不本意な記録に終わっていた。

 ローマのスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で欧州初戦に臨むボルトは、大会を控え、競技で戦えるだけのスピードを取り戻していると述べた。

 ローマで行われた記者会見に出席したボルトは、「感触は最高だ。いろんなことに取り組んできて、この数週間はスピードと持久力に力を入れた」と語った。

「少し実戦も経験したし、すべてがかみ合ってきている。コーチと自分も状態に満足している。とにかく試合に出て、自分のベストで勝負できることが楽しみだ」

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