【5月4日 AFP】国際陸上競技連盟(International Association of Athletics FederationsIAAF)は3日、ロンドン五輪の陸上女子1500メートルで金メダルを獲得したトルコのアスリ・チャクル・アルプテキン(Asli Cakir Alptekin)をドーピングで告発した。

 バイオロジカルパスポート(Biological Passport)から異常が発見されたため、27歳のアルプテキンは暫定的に出場停止となっている。

 2004年に反ドーピング規定を犯し、これまでに2年間の出場停止処分を受けているアルプテキンは、2度目の違反が確定すれば永久追放となる。

 また、ドーピングが確定すれば同五輪での金メダルは剥奪され、トルコのガムゼ・ブルト(Gamze Bulut)が繰り上がりで金メダルとなる。同五輪では女子砲丸投げでベラルーシのナデジダ・オスタプチュク(Nadezhda Ostapchuk)がステロイドの陽性反応で金メダルを剥奪されている。

 またIAAFは同じトルコの100メートルハードル選手、ネビン・ヤニト(Nevin Yanit)の競技内外でのドーピング検査の結果から陽性反応が検出されたとして、出場停止処分を科している。(c)AFP