【4月17日 AFP】ボストン・マラソン(Boston Marathon)の大会主催者は16日、2014年大会(2014 Boston Marathon)も予定通り開催することを目指すと発表した。

 ボストン体育協会(Boston Athletic AssociationBAA)のトーマス・グリルク(Thomas Grilk)事務局長は、「伝統の継続と、2014年の第118回ボストン・マラソン開催へ全力を尽くす」と発表した。

 長年ボストン(Boston)市近郊で法曹に携わってきたグリルク氏は、市、州、連邦の各司法当局と連絡を取り合い、街を混乱に陥れ、これまでに3人の死者と170人以上の負傷者を出している2度の爆破について、解明に協力していることも明かした。

「我々は現在、ボストン、マサチューセッツ(Massachusetts)州、連邦の司法当局と連絡を取り、調査に協力して、悲劇をもたらした人間に法の裁きを受けさせることを目指している。そのため、伝えることのできる情報には限りがある」

 さらにグリルク氏はボストン・マラソン、そして他の有名なマラソン大会が、必ずこの事件から立ち直ると誓った。

「ボストンは強い。立ち直る力がある。ここは私たちの帰る場所だ。この24時間で、ボストンは我々に大きな誇りをもたらした。ボストン・マラソンはこの街に深く根付いた伝統であり、共同体の土台と歴史を形作る欠かせない要素だ」

 グリルク氏はまた、事件に際しては8500人の有志と1000人の医療関係者が、救命に努め、負傷者が救急治療を受けられるよう尽力したと発表した。(c)AFP