【3月31日 AFP】陸上、短距離のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のコパカバーナビーチ(Copacabana Beach)で行われた150メートルのレースに出場し、14秒42で勝利した。

 2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪の男子100メートル、200メートル、4×100メートルリレーで2大会連続の3冠を達成した26歳のボルトは、自身が2009年に英マンチェスター(Manchester)で樹立した150メートルの世界記録14秒35の更新はならなかった。

 アンティグア・バーブーダのダニエル・ベイリー(Daniel Bailey)が14秒88で2位に入った。

 結果に満足していると語ったボルトは、シーズンに向け「良いスタート」だったとコメントし、2016年夏のリオデジャネイロ五輪でこの地に戻ってくるのを楽しみにしていると続けた。

 行われることがほぼない150メートルに出場するボルトと他のスプリンターを一目見ようと、世界有数のビーチに設置された特設トラックで行われたイベントには3000人もの観客が集まった。

 ゴール後、ボルトはスパイクを脱ぎ片方を観客席に投げ込んだ。しかし、トラックの熱さを裸足で感じ後悔したボルトはその後、代用品を要望した。(c)AFP