【2月14日 AFP】義足の陸上競技選手、南アフリカのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)が14日早朝、恋人を誤って射殺し逮捕された。同国メディアが報じた。

 パラリンピックで数々の金メダルを獲得しているピストリウスは、侵入者と間違えて恋人を銃で撃ち殺害したとされている。

 南アフリカ紙ビールト(Beeld)は、両足義足の「ブレードランナー」として知られるピストリウスが同国の首都プレトリア(Pretoria)近郊の高級住宅街にある自宅で銃撃した後、拘束されたと伝えている。

 地元当局の広報担当官は、「30歳の女性を銃撃した26歳の男性の身柄を確保した。被害者は4度銃撃を受け、現場で死亡した。容疑者の恋人であるとみられている」と発表した。

 広報担当官は容疑者がピストリウスであるかどうか発表していないが、身元は同日法廷に出頭した際に明らかになるだろうとしている。

 ピストリウスは、2012年のロンドン五輪に史上初めて義足の選手として出場していた。(c)AFP