【1月25日 AFP】陸上、男子110メートルハードルの元世界記録保持者、キューバのデイロン・ロブレス(Dayron Robles)が引退の意向を示したことが明らかになった。キューバ陸上連盟(Cuban Athletics FederationFCA)が24日、発表した。

 FCAの役員は地元紙フベントゥ・レベルデ(Juventud Rebelde)に対し、「公式だ。ロブレスは代表チームからの離脱を求めている。引退する意向を示し、これを受理した。ロブレスはこれ以上の競技継続を望んでいない。説得を試みたが、意志は変わらなかった」とコメントした。

 ロブレスはその決意を変えない限り、8月に開催される世界陸上モスクワ大会(14th IAAF World Championships in Athletics Mowcow)への出場は見込めない。

 ロブレスは2008年北京五輪の同種目で金メダルを獲得したものの、2012年ロンドン五輪では決勝で負傷していた。

 また2012年9月には、ロンドンで金メダルを獲得した米国のアリエス・メリット(Aries Merritt)に保持していた世界記録を破られている。(c)AFP