米国の元五輪陸上選手、ラスベガスでの売春を告白
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【12月21日 AFP】米国の元陸上中距離選手で、五輪に3度出場したスージー・フェイバー・ハミルトン(Suzy Favor Hamilton)さん(44)が20日、ラスベガス(Las Vegas)でこの1年間、高級売春婦として働いていたことを告白した。
ウェブサイト「スモーキングガン(The Smoking Gun)」が報じたところによると、ハミルトンさんは「ケリー・ランディ(Kelly Lundy)」という偽名で働き、2011年12月からラスベガスの他、ロサンゼルス(Los Angeles)、シカゴ(Chicago)、ヒューストン(Houston)などで「デート」を重ね、時給600ドル(約5万円)のコールガールとして売春していたという。
この報道の内容について、ハミルトンさん自身がツイッター(Twitter)上で次のようなコメントを発表した。「著しく理性を失った行動を取ってしまったことを認識しており、すべての責任を負うつもりです。私は被害者ではありません。自覚があった上でやっていました。ちょうど人生や結婚生活で厳しい時期で、売春によって多くの対処メカニズムが得られたため、のめり込んでしまいました。自分がもがいている人生からの逃げ場になっていました。まさに二重生活です」
「ばかげていることは承知の上ですが、公になるとは思いもよらず、だから誰も傷つけることもないと思っていました。結果として私の行動によって傷つけてしまった人々には謝っても謝りきれません。家族や親しい人たちの支えに深く感謝します。良き母親、妻、娘、友人に戻れるよう全力で、自分の取った行動を償う努力をしていく所存です」
ハミルトンさんは陸上中距離選手として米国の国内タイトルを7回獲得しており、1992年、1996年、2000年に3度の五輪出場も果たしている。
過去にナイキ(NIKE)のコマーシャルにも出演経験があるハミルトンさんは、現役引退後、講演活動や不動産の仕事に携わってきた傍ら、ディズニー(Disney)関連のプロジェクトの広報活動にも関わってきた。
ハミルトンさんはスモーキングガンの取材に対し、世界的に活躍するアスリートが、競技を離れた場所でも不敵だという感覚に自惚れることがあると語り、数多くの女性と関係を持ち世間を騒がせたゴルフ界のスター、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)に関して「歴史に残るトップアスリートであるウッズは、(浮気が)決してばれることはないと思っていたはず」と語った。(c)AFP