【5月20日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ2012(IAAF Diamond League 2012)第2戦上海大会は19日、中国の上海(Shanghai)で行われ、男子110メートルハードルでは劉翔(Liu Xiang、中国)が今シーズン世界最高記録となる12秒97で優勝した。

 地元上海で劉翔は、2位に13秒13を記録したデービッド・オリバー(David Oliver、米国)、3位に13秒16を記録したジェイソン・リチャードソン(Jason Richardson、米国)を抑えた。

 2004年アテネ五輪ではトラック競技では中国人選手初の金メダルを獲得したものの、国民の期待を一身に集めた08年の北京五輪 では負傷により棄権していた劉翔は「13秒を切れるとは思っていなかったので12秒97は最高に嬉しい」とコメントした。

 中国はまだ同種目のロンドン五輪選手の3枠を決定していないが、劉翔は自動的に選出されるとみられる。

 「世界記録を破ることは考えていない」と明かした劉翔は、「今の良い状態を保つためにトレーニングに全力を尽くす。僕の夢は五輪のトラックに立つことだ」と話した。

 同日行われた男子100メートルでは、10秒02を記録したアサファ・パウエル(Asafa Powell、ジャマイカ)が優勝している。(c)AFP