【1月15日 AFP】ロンドン五輪のマラソン米国代表選考大会(2011 US Olympic Team Trials Marathon)が14日、テキサス州(Texas)ヒューストン(Houston)で開催され、男子はエリトリア出身のメブ・ケフレジギ(Meb Keflezighi)が、女子はシャレイン・フラナガン(Shalane Flanagan)が米国代表に決定した。

■アテネ五輪・銀メダリストのケフレジキ、36歳でロンドン五輪出場へ

 アテネ五輪で銀メダルを獲得したケフレジキは、6位に終わった第42回ニューヨークシティマラソン(New York City Marathon 2011)でのタイムを5秒縮めて自己ベストとなる2時間9分8秒で優勝し、3回目の五輪出場を決めた。

 2009年に第40回ニューヨークシティマラソンを優勝しているケフレジギは、同レースと選考会を制した初めてのランナーとなり、36歳での選考会優勝は史上最年長となった。

 ケフレジギは「五輪のマラソン代表に3度も選出されたことを誇りに思う。自分がメンバー入りできたことは光栄だし、ロンドン五輪を楽しみにしている」とコメントしている。

 また、2位には2時間9分30秒でライアン・ホール(Ryan Hall)が、3位には男子10000メートルで3度の五輪出場を経験しているアブディ・アブディラマン(Abdi Abdirahman)が2時間9分47秒で入り、ケフレジギとともに米国代表入りを果たしている。

■女子は北京五輪・女子10000メートル銅メダリストのフラナガンが大会新で優勝

 一方、女子部門では北京五輪の女子10000メートルで銅メダルを獲得し、第41回ニューヨークシティマラソンでは2位に入ったフラナガンが、大会新記録となる2時間25分38秒で優勝した。

 また、2位には2時間25分55秒で第115回ボストン・マラソン(Boston Marathon)で2位だったデジレ・ダビラ(Desiree Davila)が、3位には2時間26分6秒でカーラ・グシャー(Kara Goucher)が入り、それぞれ出場資格を獲得した。(c)AFP