【7月7日 AFP】国際陸上競技連盟（International Association of Athletics Federations、IAAF）は6日、性別疑惑の渦中にあったキャスター・セメンヤ（Caster Semenya、南アフリカ）について、女性としての競技復帰を認めると発表した。

　連盟は調査の終了を宣言し、医学的な専門家グループが下した「彼女はすぐに競技会に参加できる」という判断を受け入れる。詳細は明らかにしない。今後はいかなるコメントもしないとしている。

　セメンヤは、再び競技に戻ることに興奮している。私に対するすべての議論と争っていきたい、と声明を発表している。

　セメンヤは2009年に行われた第12回世界陸上ベルリン大会（12th IAAF World Championships in Athletics Berlin）の女子800メートルで優勝後、性別詐称の疑惑が持ち上がり、性別判定検査の結果、両性具有であることが判明して以来、競技会の参加を見合わせていた。(c)AFP