【10月9日 AFP】(一部更新)1999年から2年間に渡り禁止薬物のステロイドを使用していたことを認めた米国のマリオン・ジョーンズ(Marion Jones)が、2000年のシドニー五輪で獲得した3個の金メダルを返還したと、米国のメディアが8日に報じた。

 またジョーンズは同大会で獲得した銅メダル2個も返還したと、USAトゥデー紙(USA Today)は報じている。

 ジョーンズは5日に連邦捜査官に虚偽の証言をした罪を認めたことに対して、米国五輪協会(USOC)のピーター・ユベロス(Peter Ueberroth)会長は、ジョーンズが次にするべきことはメダルを返還することと発言していた。

 ジョーンズの弁護士を務めるHenry DePippo氏は「メダルは返還しました」と語り、また雑誌ピープル(People Magazine)には、「ジョーンズは裁判が終わるまではこの件に関してコメントする予定はありませんが、本日メダルを返還しました」と語っている。

 ジョーンズは2000年シドニー五輪で、陸上女子100メートルをはじめ同200メートルや4×400mリレーの3種目で金メダルを獲得し、女子幅跳びと女子4×100メートルリレーでは銅メダルを獲得していた。

 また米国五輪協会は、ジョーンズが獲得した10万ドル(約1170万円)以上の賞金とボーナスの返還をジョーンズに求めたことを発表した。(c)AFP