内村が史上初の3連覇、山室3位 世界体操
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【10月15日 AFP】(記事更新、写真追加)第43回世界体操競技選手権(43rd World Artistic Gymnastics Championships)は14日、男子個人総合の決勝が行われ、内村航平(Kohei Uchimura)が合計93.631点で優勝し、3連覇を達成した。
2位には合計90.530点でドイツのフィリップ・ボイ(Philipp Boy)が、3位には合計90.255点で山室光史(Koji Yamamuro)が入った。
内村は2010年大会で1922、26年大会を制した当時ユーゴスラビアのペテル・シュミ(Petar Sumi)、2006、07年大会を制した中国の楊威(Yang Wei、ヤン・ウェイ)に続いて史上3人目となる大会連覇を達成しており、個人総合での大会3連覇は男女を通じて史上初めてとなった。
第1種目のゆかで15.566点を記録し、続いて行われたあん馬で首位に立った内村は、第3種目のつり輪で2位との差を広げると、最終種目の鉄棒では会場の東京体育館(Tokyo Metropolitan Gymnasium)に集まった約8000人の観衆を沸かせる素晴らしい演技を披露した。
2位に入ったボイは、2008年の北京五輪で銀メダルを獲得して以降、個人総合で無敵を誇っている内村について「まるで機械のようだ。2位から6位を戦っていたので、私にとって銀メダルはこれ以上ない結果だ。内村に勝つことが私の夢だ」と話した。(c)AFP