【4月29日 AFP】国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)は28日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で理事会を行い、2000年のシドニー五輪・体操女子団体総合で中国が獲得した銅メダルを剥奪することを決めた。4位だった米国が繰り上がり、銅メダルとなる。

 中国チームのメンバーだった董方霄(ドン・ファンシャオ、Dong Fangxiao)はシドニー五輪当時、17歳と申請していたが、国際体操連盟(Federation Internationale de GymnastiqueFIG)の調査の結果、14歳だったことが判明した。同連盟は選手の五輪出場について、16歳以上と年齢制限を設けていた。

 2008年の北京五輪にチームの役員として参加した際、董方霄は生年月日を1986年1月23日と申請していたことで、年齢詐称が発覚した。(c)AFP