【5月24日 AFP】2004年アテネ五輪の体操・男子個人総合王者のポール・ハム(Paul Hamm、米国)が、22日のVISA選手権2008(2008 Visa Gymnastics Championship)で右手の薬指を骨折した。

 長期休養から復帰し北京五輪出場を目指していたハムは、大会初日となった22日の夜に行われた平行棒の演技中に怪我を負った。

 ハムのコーチのMiles Avery氏は「専門家に診てもらうためにハムを自宅に帰した。何が最善の治療方法なのか、可能な限り早く元のレベルで復帰するためには何をしなければならないのかを理解する必要がある」と語っている。

 大会を棄権したハムだが、五輪出場権獲得のため請願書を提出することができる。

 米国体操協会(United States of America GymnasticsUSAG)のSteve Penny会長は「ハムは高いレベルでの演技ができることを何度も証明してきた。怪我の具合が完全に判明するのを待ちたい」と語っている。(c)AFP