【9月18日 AFP】(記事更新)世界バドミントン連盟(Badminton World Federation)は18日、中国代表の全選手が「安全のため」、ヨネックスオープンジャパン2012(YONEX OPEN JAPAN 2012)の参加を取り止めると発表した。

 日中関係は、尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)の領有権争いにより悪化の一途をたどっている。

 BWFのトーマス・ルンド(Thomas Lund)事務局長はAFPに対し、「中国代表団はジャパン・オープンの参加を取りやめる。残念だが、大会はこのまま開催される」と応えた。

 中国の国家体育総局の卓球バドミントンセンターの関係者は、AFPに対して「選手の安全を確保するための決断。最近の激しい中日関係を考慮して参加を取り止めた」とコメントし、14日の時点で全22選手欠場の決定を下していたことを明かした。

 18日に開幕を迎えた同大会は、23日に閉幕する予定。BWFは男子のシングルスとダブルス、女子シングルスの対戦予定を組みなおしている。

 これにより、男子シングルスに出場予定だった第2シードだった中国のチェン龍(Long Chen、チェン・ロン)らが大会を欠場する。(c)AFP