【8月18日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは17日、開幕を迎え、アーセナル(Arsenal)は1-3でアストン・ビラ(Aston Villa)に敗れた。

 クリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)に2得点を許し、本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)での初戦で黒星を喫したアーセナルは、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督のオフシーズン中のチーム強化失敗が浮き彫りとなった。

 前半6分にオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールでアーセナルが先制したものの、同22分と後半16分にベンテケが2得点を挙げてアストン・ビラが逆転に成功。試合終了5分前には、アントニオ・ルナ(Antonio Manuel Luna Rodriguez)が3点目を決め、アストン・ビラの勝利を確実にした。

 後半22分にアーセナルはローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)が退場処分となって、いら立ったサポーターの怒りの矛先はベンゲル監督へと向かい、新戦力を買えというチャントが響いた。

 ベンゲル監督は、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)を主な獲得のターゲットとして定めていたが、3選手の交渉に失敗するなど新たなビッグネーム獲得を実現できていない。

 この日の先発メンバーリストが昨季最終節のニューカッスル(Newcastle United)戦とまったく同じだったことが、何よりもガナーズ(Gunners、アーセナルの愛称)に新顔が欠けていたことを物語っていた。

 この試合を前にベンゲル監督は、いつものように魅力的な選手が適正価格で獲得できるのであればと前置きした上で、引き続き戦力強化において望みを持っていると語った。

 開幕戦に完敗した今、ベンゲル監督も自身のスタンスを見直す時が来たと考えるかもしれない。(c)AFP/Ian Winrow