【6月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、フラム(Fulham)に所属するオーストラリア代表のGKマーク・シュワルツァー(Mark Schwarzer)が、退団の意向を表明した。

 シュワルツァーは、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を控え、トップレベルでのプレーを確保するため残留を望んでいたが、クラブがマールテン・ステケレンブルフ(Maarten Stekelenburg)を獲得したことを受けて、退団する時が来たと自分に言い聞かせた。

 4日に行われたW杯アジア最終予選、1-1で引き分けた日本戦で重要なセーブをいくつも見せた40歳のシュワルツァーとフラム契約は今月いっぱいとなっている。

 オーストラリアの地元紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に対しシュワルツァーは、「(ステケレンブルフの移籍について)聞いたよ。ずっと耳に入っていたことだから驚きはない。ほかのクラブを当たってみるつもりだ。日本戦が一番の重要課題だったから、今は何も整っていない。今は代表戦が大事なんだ」とコメントしている。

 国内のAリーグが選択肢にあるかと問われると、「この段階ではない。家族も腰を落ち着けているし、子供たちには学校がある。家族を引っ越しさせるつもりはない」と返し、続けて「シーズンの長さの話をすれば、4月に終了を迎えるというのは理想的じゃないんだ。できるだけヨーロッパにとどまれるようにしていきたいし、イングランドなら申し分ない」と語った。(c)AFP