【6月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は5日、アンドレイ・アルシャビン(Andrey Arshavin)、デニウソン(Denílson Pereira Neves)、セバスティアン・スキラッチ(Sebastien Squillaci)が6月いっぱいで退団することを発表した。

 この3選手は、チームでの成績が落ちていることを踏まえ、6月末にアーセナルとの契約が切れるのを機にクラブを去ることが予想されていた。

 アーセナルは公式サイトの声明で「アンドレイ・アルシャビン、デニウソン、セバスティアン・スキラッチは契約満了となる6月30日にクラブを退団する。アーセナルは彼らの貢献に感謝し、今後の幸福を祈りたい」とコメントした。

 アルシャビンの放出は、この3人の中でもひときわ目を引く。元ロシア代表のアルシャビンは2009年2月にロシア1部リーグのゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)からアーセナルに移籍し、加入直後から印象に残る結果を残した。入団から4か月後に行われ、4-4のドローで終わったリバプール(Liverpool FC)戦では4得点を挙げる活躍を見せた。

 現在32歳のアルシャビンはアーセナルで144度の出場を果たし、通算31得点を挙げたが、その後成績は沈滞していた。2011-12シーズンにはローンでゼニトに戻り、その後今季からアーセナルに復帰したものの、今シーズンは全ての大会でわずか11度しか出場しなかった。

 一方、アーセナルで通算153度の公式戦に出場した25歳のデニウソンは、ここ2シーズンをレンタル先のカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサンパウロFC(Sao Paulo FC)で過ごしたが、今回アーセナルから去ることとなった。

 また、元フランス代表の32歳、スキラッチは3年前にスペイン1部のセビージャFC(Sevilla FC)からアーセナルへ移籍して以降、わずか23度のリーグ戦にしか出場を果たせなかった。(c)AFP