【5月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)とチェルシー(Chelsea)による親善試合が23日、米ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)で行われ、マンチェスター・シティが4-3でチェルシーを下した。

 シティはミカ・リチャーズ(Micah Richards)が試合終盤に決勝点を奪い、3点差を逆転して乱打戦を制した。

 来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)出場権を確保しているシティとチェルシーの一戦は、米大リーグ(MLB)のセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)の本拠地で行われ、試合にはおよそ4万8000人の観衆が集まった。

 チェルシーは前半15分にデンバ・バ(Demba Ba)のヘディングで先制すると、同44分にはセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)が移籍後初得点をPKで決めた。

 後半9分にもオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)のゴールで追加点を挙げたチェルシーは3-0と試合を一方的に進め、そのまま勝利を収めるかのように見えた。

 しかし、シティは後半16分にハビ・ガルシア(Javi Garcia)の得点で1点を返し、反撃ののろしを上げると、その3分後にはエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が続き、チェルシーとの点差を縮めた。

 そしてシティは後半40分にジェコのゴールで同点に追いつくと、試合終了間際にはガルシアのクロスをリチャーズが合わせ、土壇場で逆転に成功した。

 この日行われた試合では、オクラホマ(Oklahoma)州で発生した竜巻の犠牲者に弔意を表すため、両チームの選手は黒の喪章を腕に巻いてプレーした。選手はオクラホマへのサポートを表す横断幕を掲げると、チームはチケット収益の一部を復興基金に寄付している。

 シティとチェルシーは、25日にニューヨーク(New York)のヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で第2戦を行う。(c)AFP