【5月20日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは19日、第38節の試合が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は1-0でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)に勝利した。

 引退を表明しているジェイミー・キャラガー(Jamie Carragher)の最後の試合となったリバプールは、最下位のQPRを下し、チームへの忠誠を貫いたキャラガーを勝利で送り出した。

 35歳のキャラガーは試合後、リバプール(Liverpool)出身で現在はQPRで主将を務めるクリント・ヒル(Clint Hill)から記念の品を受け取ると、両チームの選手らに祝福されて輝かしいキャリアに幕を下ろした。

 イングランド代表で38試合、唯一の在籍クラブであるリバプールで通算737試合に出場したキャラガーは、サポーターに絶大な人気を誇る選手でもあり、ゴール裏の「コップ(Kop)」スタンドでは同選手にちなんだモザイクが描き出された。

 来シーズンからはテレビの解説者になることが決まっているキャラガーは、敵陣でボールを持つたびにシュートを促され、後半には完璧な1日に花を添える得点を決めるかと思われたが、ロングシュートはポストにはじかれた。

 しかしながら本拠地で戦ったリバプールは、前半のフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)の得点を守りきり、好調のままシーズンを終えたことに納得している。ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督の就任1季目は7位で終わることがすでに決まっていたリバプールだが、3月16日に敗れて以降は8戦負けなしでシーズンを終えた。(c)AFP